test of Vision / Mission / Value
CEOメッセージ
かつて日本は世界に通用する”ものづくり大国”でした。日本企業の製品は世界各国で愛され、生活の一部に溶け込んでいました。それは日本で暮らす私たちや日本企業にとっての誇りとなっていました。そんな中、昨今は日本の”ものづくり”に暗雲立ち込めています。私は、かつてのように日本から世界に通用するものを発信したいと考えて事業を開始しました。
Flatt Security は「世界に愛されるインターネット時代のものづくり企業」を目指しています。とりわけ、世界中のエンジニアに愛されるセキュリティプロダクトを私達自身が作り、届けていきます。これを通して同じインターネット時代を生きるものづくり企業や、その中核を担うエンジニアに背中を預けてもらい、彼らが安心してものづくりに専念できる社会を作っていきたいと考えています。
今後もこれまで以上に事業成長とサービス拡充を加速させるため、弊社の目指すビジョン、ミッションに共感し、実現に向けたチャレンジやアクションをともに進めていただける新しい仲間を募集しています。グローバルに通用する「エンジニアに寄り添ったセキュリティプロダクト・サービス」を作り上げ、ともに次世代のものづくりを担っていきましょう。皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。
Flatt Security創業からの歩み(#FlattSecurityMagazine)
Vision / Mission
Vision:テクノロジーの力を最大化し、世界で愛される企業になる。
かつて、日本はグローバルに通用する「ものづくり大国」でした。電子機器や家電、自動車をはじめとする日本製品が海外にも流通し、現地の人々に愛されていました。
しかし、バブル崩壊や「失われた20年」を経て情勢は一変し、今や日本のものづくりは苦境に立たされています。
Flatt Securityは、日本の次世代のものづくりをリードする「インターネット時代のものづくり企業」となるべく誕生しました。
高い技術力を結集し、グローバルに愛される日本発のセキュリティプロダクト・サービスの開発・提供を行うことで、「グローバルに通用するインターネット時代のものづくり企業」を目指します。
Mission:エンジニアの背中を預かる
インターネットは世界のあちこちを繋げてきたのと同時に、様々な社会活動をソフトウェア化・デジタル化してきました。この変化はものづくりのサイクルをより高速にし、そして継続的なものに変えていきました。今や世界中のビジネスやサービスがソフトウェアを中核に据えることで、日進月歩の進化を遂げています。
このインターネット時代のものづくりの主役であるエンジニアが、ものづくりそのものに集中できる環境は、私達の社会を前進させ続けるための最重要事項の一つです。特にセキュリティに関する不安や多くの非効率は、エンジニアたちの前進を妨げる一つの制約になっています。
だからこそ Flatt Security は、エンジニアが自身の志すものづくりに専念できる時間を最大化することを使命に掲げます。そして、その使命を果たすためにセキュリティに関する「なぜ、どうして、どのようなセキュリティリスクが認められるため、これから何をすべきなのか」のストーリーを顧客であるエンジニアの方々に提供してまいります。
それぞれ異なる課題に向かって挑戦をする多様なエンジニア組織と、安心安全なものづくりのための才覚と知見の集積点であるFlatt Security が背中を預け合うことで、よい社会をつくるという共通目的を更に効率的かつ高精度に達成することを目指します。
Value
Flatt Securityでは、メンバーの行動や意思決定の軸となる5つのValueを定めています。また、各Valueに対して複数の具体的な行動指針を紐づけることで、Valueの解釈や体現を促しています。
- ❤️ 倫理的であれ / Do the right thing
行動指針 | 概要 |
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法令を遵守しよう | 社会の公器として、各種法令を遵守しよう。 |
技術で公益に資そう | 手にある技術で世界を安全にしよう。 手にある技術を世界に知らしめ、安全な人の総数を増やそう。 逆に、手にある技術を使って、誰かを傷つけてはいけない。 また、手にある技術や、知ってしまった脆弱性を隠してもいけない。 本来安全になれたはずの人を救わないのも、また悪である。 |
文化を尊重しつつ、改善しよう | 人の集団毎に異なる文化がある。他集団に飛び込むときは、それを尊重しよう。尊重するとは、自らの利益のために荒らさないことである。相手方の集団が嫌がることは避けよう。 例: 営業禁止のコミュニティで営業活動をする 尊重していても、集団や社会の利益のために変えるべき、悪しき文化もある。そのときは集団と手を取り合い、改善しよう。 相手の持つ、悪しき文化が変わらないのであれば、関わってはいけない。 例: 反社会勢力からデータを買う、0-day 脆弱性を買いたいステークホルダに売る |
十分かつ適切なサービスを届けよう | 顧客には十分かつ適切なサービスを届けよう。 逆に、自己の利益のために、「顧客の顧客」の安全に意義のないサービスを提供してはいけない。 セキュリティの専門家である我々がそれを怠れば、いつか顧客の顧客が悲しむことになると心に刻もう。 |
負い目こそ開示しよう | インシデントの発生時には、隠したいことが沢山生まれるだろう。 専門家としての発言時には、自信がない場面も当然あるだろう。 そのような「負い目」を感じる瞬間こそ、相手に伝えるべきである。 伝われば、相手の適切な行動に繋がる。例えば、事故内容が分かれば、適切に処理できる。 伝わらなければ、むしろ我々が顧客のリスクになる。例えば、浅薄な発言は、顧客のインシデントに繋がるかもしれない。 |
Behavioural Guideline | Description |
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Adhere to the law | As members of society, we adhere to the law. |
Technology for the common good | We use our technology to make the world secure. We use our technology to provide security to an ever larger group of people. We do not use technology to harm people. Furthermore, we do not hide vulnerabilities we discover. Not providing security for someone who we could have, is also wrong. |
Respect cultural differences, but leave a positive impact | Every organizational group has a different culture. When we associate ourselves with one, we respect this fact. This means we do not put our benefits above the respect for others. Example: Promoting our business in a community against their guidelines In some situations, we may come across cultures with undesirable impacts on broader society. We join hands and help them form a better version of themselves. If they do not have any desire for change, we do not associate with them. Example: Buying a zero-day vulnerability from a criminal organization and reselling it to a stakeholder |
Provide sufficient and appropriate services | We strive to provide sufficient and appropriate services for our clients. We do not provide services that do not have the security of our clients' customers in mind for the sake of our own benefits. We as security professionals must imprint in our hearts, that one day we will cause great grievance to our clients' customers if we neglect this. |
Value disclosing faults | During an incident, many of us will have details we’d rather not reveal. During other times, we may experience a lack of confidence in our roles when we have to speak as a professional. When we feel we have things to hide, that is also precisely the moment we need to disclose what we are hiding. When we share knowledge, especially if it is a fault, it points towards a solution. The best solution to an incident can only be found when the causes are known. Furthermore, not disclosing our secrets is a risk passed on to our clients. A comment kept ambiguous could lead to an incident for our client. |
- ⚾️ 打席に立とう / Rise to the challenge
行動指針 | 概要 |
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大きな打席に立とう | 大きな打席とは、時に自分にとって全く未知なミッション。時に長期間の集中力とリーダーシップが求められるプロジェクト。これらを恐れず、積極的に挑戦しよう。 自分の能力を引き上げるのは、今の自分を超えた挑戦だけ。たとえその結果が失敗であっても必ず自分の糧になる。むしろ失敗の積み重ねこそが成功への1番の近道だ。失敗を恐れず挑戦することの他に、成長の術はない。 |
小さな打席にも立とう | 仕事は野球とは違い、打席は順番には巡ってこない。打席が巡ってくるのは “信頼貯金” を積み上げたメンバーだけ。 日頃から成長に繋がらなさそうなタスクを避けてないか?自分の非を素直に認めることができているか?責任感を持ってやり遂げているか?自己研鑽を発信できているか? 重要な打席ほど、小さな打席で着実に実績を積み上げた者にこそ任されるもの。一見挑戦には見えないような、小さな挑戦こそ大事にしていこう。 |
Behavioural Guideline | Description |
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Rise to great challenges | A great challenge, is a mission outside of familiar territory. Projects requiring long term focus and leadership are good examples of this. Do not fear the challenges, and face them head on. To improve upon oneself, it is necessary to step beyond current capabilities. This is true even if the result is failure. In fact, failure is the quickest path to success. There is no secret shortcut that overcomes the power of rising to great challenges. |
Rise to small challenges as well | Great challenges do not always present themselves to every member. They tend to gravitate to those who have built up reliance and trust. Are there small tasks you’ve ignored because of its lack of value? Have you faced your shortcomings with sincerity? Have you been shouldering your responsibilities as you know you should be? The great challenges come to those who have repeatedly welcomed small challenges. Minor tasks may not look like a challenge, but learn to see the value hidden within each of them. |
- 🔑 なくてはならない仕事をしよう / We are not a luxury, we are a necessity
行動指針 | 概要 |
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最重要だけをやろう | 「やれたらいいこと」はたくさんある。やらない勇気が必要。「やれたらいいこと」で1日8時間を過ごすことは簡単。 今やるべき最重要なことを考え、リソースを集中させよう。さもなくば、競合に負けるだろう。 |
顧客価値を追求しよう | 顧客に価値を提供し、その対価をいただくのがビジネス。顧客価値に還元できる活動だけが仕事である。 しかし、自分が「顧客が求めている」と思っていることと、本当に顧客が必要としていることは異なる可能性がある。自分がやっていることは本当に顧客が必要としていることなのか常に自問自答し、手と足を動かし確かめよう。 |
良い仕事には、良い対価を | 利益は顧客への提供価値の指標である。利益が出ていないということは、競合サービスと差別化できていないということ。 株式会社として正当な対価を請求し利益を得ることは、事業を持続可能・拡大可能にし、結果としてより多くの人に価値提供を継続的に行なっていくために必要不可欠である。 優れた価値提供をしていても利益が出ない場合があることにも注意しよう。不必要に安価に提供してしまっている場合や、対価に対して過剰な労力をかけ”ボランティア”をしてしまっている場合である。 過度な遠慮は事業の衰退・停止につながり、ついには誰にも価値を提供できなくなる。決して“善いこと“ではないと肝に銘じよう。 |
Behavioural Guideline | Description |
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Do what is paramount | There are numerous things within our vicinity that would be great to have taken care of. This is where the courage to not do something comes into play. It’s easy to spend our eight hour day just taking care of things that are nice to have taken care of. Be particular about what is paramount at the moment, and do not lose focus of it. If we fail to do so, we will be outcompeted. |
Pursue value for our clients | Providing value for others and then receiving compensation in return is what business is. Work is the activities we do that convert to this value we provide. However, what we may think is valued by a client may not match what is actually valued by them. Always question what is valued by our clients and take necessary measures to inquire further into this. |
Exceptional work should come with exceptional rewards | Profits are a measurement of the value we are offering. If we are not profiting, we are not distinguishing ourselves from our competitors. As a company, pricing our services correctly and making a profit is integral for our ability to provide lasting services to a wide audience. Be aware of situations where a great service is being provided, but profits are not equally seen. This either means the service was priced unnecessarily low or a significant amount of effort was put in above the price point, approaching volunteerism. Excess humility will lead to the decline of our business and no one will end up being able to provide value. Always remember that value provided in excess is not to be considered “good”. |
- 🔥 熱狂的なファンを作ろう / Foster fervently fanatical fans
行動指針 | 概要 |
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非公開か公開かなら公開 | 技術者・専門家として専門的な知識を「隠す」のではなく、あえて「公開」しよう。サイバーセキュリティという分野は、その専門性の高さから情報格差が生まれがちだ。 その情報格差を利用して利益を得るのではなく、誰もがアクセスできる知識を提供しよう。 情報発信をすることで、信頼を築き、共感を生み出し、熱狂的なファンを生み出そう。 |
顧客への説明責任を果たそう | 顧客へのアカウンタビリティ、すなわち説明責任を果たそう。 アカウンタビリティは、受け手が納得することで初めて果たされるもの。「なぜ安心して良いのか」「なぜリスクとして捉えてほしいのか」といったWHYを明確にし、必要な情報を公開し、顧客が納得できるまで十分に説明しよう。 行動や意思決定の根拠を明確に示すことは、信頼を築く基盤となる。 |
Behavioural Guideline | Description |
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Open rather than closed | As specialists of technology, we choose to be open rather than closed about our knowledge. Especially in the field of cybersecurity, there is a tendency for large disparities to be caused by gaps in knowledge. Rather than using our knowledge to benefit primarily ourselves, we strive to make it accessible to everybody. By spreading knowledge, we build trust and compassion, and most of all fervently fanatical fans. |
Take responsibility for our clients’ understanding | We must hold ourselves accountable for our clients' understanding. The fulfillment of accountability starts with the satisfaction experienced by a client. Make the “whys” clear for our clients. Why they can trust in us. Why they need to consider certain risks. Until they are satisfied with their “whys”, we have a responsibility to explain and communicate what they need to know. Making the basis of our actions and decisions clear is what builds trust with others. |
- 💪 自分で語れる事業をやろう Do the business you can explain in your own words comfortably
行動指針 | 概要 |
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N=1に常に向き合おう | 我々は「どの組織の」「誰の」「何を」「どう」解決しているのか、特定の顧客を引き合いに出しながら、具体的に語れるようにしよう。 あなたは最近会話した顧客の顔・名前・会話内容がいつでも思い浮かびますか? |
ギークでミーハーであれ | 自分の専門領域に突出した能力を持つギークであると同時に、幅広い領域に興味関心を持つミーハーであろう。 ギークであるために、自己研鑽を積もう。仲間に知見をシェアしよう。 ミーハーであるために、全てに好奇心を持って接しよう。自身の言葉で語ってみよう。 |
積極的に越境しよう | あなたの業務は役職によって全て規定されるものではなく、事業をより良くすることにある。そのために必要であれば、積極的に隣の仕事を理解し、奪おう。 |
Behavioural Guideline | Description |
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Know the individuals | Be able to narrate how we are solving what for who of where. Are you able to recall details of your recent conversations with clients? Do you remember their name and face? What about the contents of the discussions? |
Be the trendy geek | Alongside being geeks who hone their technical craft, we are also curiosity driven trend chasers. As geeks, we look inward focusing on the cultivation of our skills. Let’s share our knowledge amongst each other. As trend chasers, we look outward full of interest in the wide expansive world. Let’s share our personal tales. |
Be a boundary breaker | The purpose of your work is not to fulfill the role your title. It is to be a positive force for our business. If needed, learn the work happening next to you and take it over. |